2010年代の好きだったもの
2010年代が終わる!
10年前というと私はまだ中学生だったけれど、その頃から音楽が大好きで、インターネットの海を泳ぎながら知らない世界の音楽を探していました。その結果、インディーミュージックとエレクトロが大好きな現在に至ります。
そんな節目の年なので、いち音楽ファンの私が振り返る「私だけの10年間」を時代を追ってまとめてみました。
それでは、楽しんでいってね。
ーーーーーーーーーーー
The Radio Dept. - Clinging to a Scheme (2010)
これ2010年って本当?に尽きます。耳に穴があくほど聴きました。
お気に入りの曲はたくさんありますが、「Heaven's on Fire」はやっぱり外せません。
田舎っ子だったのでどこにもCDが売ってなくて、この音源を手に入れるために初めてコンビニでiTunesカードを買ったなあ。
Katy Perry - Teenage Dream (2010)
今やポップクイーンとしてヒットチャートを引っ張る彼女ですが、いつの時代もそれぞれ違うふうに輝いていたなと思います。
これの前作 "One Of The Boys" (2008) のインタビューでは「ロックミュージックをやっている」と語っていたKaty。
破天荒な時代から一皮向けて、ポップでキラキラした等身大の女の子の夢とか力強さとかを見せてくれました。
今はまた雰囲気違うけど、私はこの頃がとても好きです。
Two Door Cinema Club - Tourist History (2010)
インディーファン必聴アルバムの "Tourist History"、これももう2010年です。私のインディーロック沼はここから始まったと思います。
この頃はまだトリンブル(Vo.)がライブ中にワイン飲んだりしなかった。笑
M83 - Hurry Up, We're Dreaming (2011)
M83の代表作「Hurry Up, We're Dreaming」から、誰しもが知る名曲「Midnight City」です。各メディアの2011年のベストアルバム上位にランクインしていて、この年の注目作でもありました。
私はこの曲より美しいアウトロを知りません。サックスソロが良すぎる。
Foster The People - Torches (2011)
この企画を考え始めた時から、10年代ベストに間違いなく入れざるを得ないと思っていました。
2009年に結成してわずか2年で、200万枚セールスを超える世界的大ヒットまでのぼり詰めました。なんというアメリカン・ドリーム。
こういうバンドサウンドがメインストリームで活躍していたのも良い空気感でした。時代を彩ったなあと思います。
(そしてボーカルのMark、結婚おめでとう!)
SBTRKT - SBTRKT (2011)
ここから先何枚もリリースしたけれど、未だにSBTRKTはこれが一番聴いています。DJスタイルがジャンルに囚われなくてすごいので、いつか見てみたい。
Passion Pit - Gossamer (2012)
お久しぶりです。最近音沙汰ありませんが、元気にしてますか。
この曲大好きだよ、またいい曲書いてくれよな。
Wild Nothing - Nocturne (2012)
名盤の前作「Gemini」が2010年ですけど、このアルバム「Nocturne」も当時様々なメディアで年間ベストに選出されたりも。
こんなに切ないメロディーがあってたまるかと思いながら聴いていました。
Foals - Holy Fire (2013)
発売直後ダッシュでCD屋さんに行った思い出があります。
この曲、いつもイヤホンで聴くと音の良さが格段に違くてうっとりしてしまいます。来年の単独公演が楽しみですね。
Disclosure - Settle (2013)
愛してやまないDisclosureです。これも発売日CD屋ダッシュを頑張ってました。今ってもうCD屋さんって行かないですよね。
何年前だろうと、いつ聴いても新しいなと思ってしまいます。UKガラージをメインストリームに引っ張り出した功績はすごい。
唯一無二のサウンドをもっていて、ライブもできる最高の兄弟です。今度はライブセットで来日してね。
Madeon - Advebture (2014)
私が最も敬愛するミュージシャンであるMadeonの、デビューアルバム「Adventure」が発売しました。
Daft Punkを聴いて育ったフレンチエレクトロ仕込みのポップミュージックは、様々な音楽ファン層にもいくらか響いたのではないでしょうか。
彼の待望の2ndアルバムも先月リリースしています。ぜひチェックしてみてほしいです。
Ariel Pink - Pom Pom (2014)
インディーポップっていうものに疎かった当時の私は、こんな幸せな音楽があるんだ…と感動した記憶があります。よかった。
Neon Indian - VEGA INTL. Night School (2015)
なぜかサブスク解禁されていないけれど、ぜひ聴いてほしい一押しの1枚。狂ったように流していました。
もっぱらチルウェイヴで有名な彼ですが、このアルバムは完全にダンスミュージックとして完成されています。来日公演も、プリンスでも見てるのかと思うくらいのパフォーマンスでした。
彼が10年代にリリースしてくれた3枚のアルバムはどれも印象的でした。
Tuxedo - Tuxedo (2015)
ディスコ回帰の流れがしばらくありますが、そんな中でもバンドサウンドでかなりいい感じに持っていってくれて、すごくよかった。
マジカルハッピーなアルバムだったなあ。
Ross from Friends - You'll Understand (2017)
先日も来日していましたRoss from Friends。
普段はコード感たっぷりのメロディックなハウスミュージックが好きなんですけど、そんなの飛び越えてその先鋭的なサウンドに虜になっています。
絶対に今聴くべき。
FKJ - French Kiwi Juice (2017)
<Roche Musique>所属のマルチプレイヤー。
メロウなベッドルームサウンドが今のムードにぴったりで、リリースから2年経ってもずっと聴き続けています。
彼のウユニ塩湖でのライブ映像をまだ見ていない人は、お正月にチェックしてくださいね。天国みたいなので。
Yaeji - EP2 (2017)
ナウでヤングな韓国ガールが本当によかった。最近はPeggy Gou然り、韓国の女の子が世界中のクラブシーンにいるのかっこいいですよね。
Boiler RoomのDJ映像もイケているのでぜひ見てみてください。
韓国のカルチャーの盛り上がり方は本当にすごいなと思います。
いつか遊びに行きたい。誰か一緒に行きましょう。
Jacob Collier - Djesse Vol.1 (2018)
今年の夏にライブを見ましたが、神様か化け物かわかりませんでした。たぶん前者です。
Louis Cole - Time (2018)
「Time」は、こだわり抜いた電子音とクラシックな生音がガチャガチャ組み合わさって、子どもの夢の中みたいなアルバムでした。
色々なMVのアナログ感といい、計算しつくされた遊び心が大好きです。
Cub Sport - Cub Sport (2019)
周りが全然聴いてないしどこも取り上げてくれないんですけど、私が今年注目したかったのはもっぱら彼らでした。
LGBTや女性の権威に対するトピックが叫ばれている昨今ですが、そんな時代の中で、力強くありのままの姿を表現してくれていたと思います。
アルバムタイトル=バンド名というところにも、これが自分たちだっていう意思表明が色濃く表れていて。
Tim(Vo.)とSam(Key)は結婚していて、すごく素敵なんです。そんな彼らが覗かせるハッピーな毎日をInstagramでチェックするのが楽しみでしょうがないです。
これからも注目すべきバンドです。
Madeon - Good Faith (2019)
新譜ぜひチェックしておいて、とか言いながら我慢できなくて2度目のピックアップをされたMadeonくん。前作よりもさらに壮大になって帰ってきました。
ニューアルバム "Good Faith" は、米EDM情報サイト「Your EDM」による2019年ベストで見事1位を獲得しています。
2020年1月には東阪2公演を予定。愛が深すぎるのでどっちも行きます(初めて遠征っていうものをする)
ーーーーーーーーーーー
まとめ 〜私はこんな10年間でした!みんなはどう?
ここまで読んでくれてありがとうございます。私の10年間を楽しんでもらえていたら幸いです。
10年代前半は「バンド」を見ていくことが多かったけれど、後半は「個人」のミュージシャンの活躍が多かったのだなと思います。
好きな作品多すぎて選ぶの難しかったけれど、見返してみると自分の好きなものってそう変わらないんだなって思いました。
世間の評価に媚びないみんなだけの10年間もぜひ教えてください。
明日からはもう20年代ですね。
いま思い浮かべる20年代っていうと「グレート・ギャツビー」の時代ですが、あれから100年経ってしまい、また新しい20年代が始まろうとしています。
あの頃のトレンドはジャズでしたよ。時代の流れはすごい。
ネオ20年代も音楽をたくさん聴いて、素敵な人生にしていきましょう!
それではみなさま、よいお年を!